40代クライミング初心者が最初に買ったクライミングシューズ:レンタルシューズ卒業で迷ったこと

クライミングを始めたころ、シューズはずっとレンタルでした。最初はそれで十分だと思っていました。ジムに行けば借りられるし、まだ自分たちがどれくらい続けるかも分からない。でも、何度か登るうちに、少しずつ気になってきました。

Hiro: ヒロ

そろそろ、自分のシューズ買ってもいいのかな?

Matthew: マシュ

でも、初心者がいきなり買う必要あるの?

この記事では、
・毎回レンタルシューズを利用するのと、自分のシューズで登る違い
・私が一番初めに買ったシューズや、サイズ、選び方
について、40代からクライミングを始めた私たち夫婦の経験を書きます。最初のクライミングシューズを買おうか、また、どういうシューズを買うべきか迷っている方の参考になれば幸いです。

目次

レンタルシューズで十分だと思っていた

最初のころは、レンタルシューズで十分でした。そもそも、何が良いシューズなのか分かりません。靴を履いて、壁に向かって、ホールドに足を置く。それだけで精一杯でした。特に、以前全く運動をしていなかった私が、40代からボルダリングを始めると、最初に気になるのはシューズの性能よりも、自分の体の重さです。

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腕がすぐ疲れる。足をどこに置けばいいか分からない。落ちるのが怖い。翌日、変なところが筋肉痛になる。そんな状態なので、シューズの違いを語れるような段階ではありませんでした。ただ、何回かジムに通ううちに、レンタルシューズと、登っている人が履いているシューズの違いが気になるようになりました。

日本でシューズを買ってみた

初めてのクライミングシューズは、日本のジムで、ジムの店員さんに相談して買ったものです。初心者で、初めてのシューズを買いたいというと、選おすすめや、選び方を教えてくれました。

初心者用として勧められたのは、La SportivaのAragonというモデルでした(2026年7月現在で、公式サイトにラインアップされていないので廃盤となっていて、Amazonなどの店舗在庫のみとなっていると思います)。入門用のシューズという感じで、値段も手頃で、履きやすく、初めての一足として、ても良い選択をしてもらったと思います。

現在では、同様のエントリーモデルとしてLa sportivaのTarantulaというモデルが出ています。下記はメンズモデル。

おすすめする初心者用のクライミングシューズの特徴

初心者用として優先するべきは、足(特につま先)が痛くならないことだと思います。なので、一足目としては、上級者用のダウントゥ(つま先が曲がっているもの)は不要でしょう。フラットと呼ばれるものが履きやすいです。また、一般的には少し小さめのサイズを選ぶことになるので、窮屈に感じ、頻繁に脱ぐことがありますので、ベルクロで止めるタイプが良いと思います。

一番迷ったのはサイズと痛さ

クライミングシューズを買うとき、一番迷ったのはサイズでした。クライミングシューズのサイズは、40や40.5のようなEUサイズで表示されています。日本のセンチ表記とも、アメリカのUSサイズとも違うので、最初はそれだけでも少し戸惑いました。 

La Sportivaの場合、次の表のようになっています

EUサイズUS Men目安US Women目安日本サイズ目安
407〜7.58〜8.5約25.5cm
40.57.5〜88.5〜9約26.0cm
418〜8.59〜9.5約26.0〜26.5cm
41.58.59.5約26.5cm
42910約27.0cm

ちなみに、私の普段の靴のサイズは26.5cmですが、私の場合は、一回り小さい40.5ものを選びました。というのも、長時間履き続けるというよりは、登る際に履くので、つま先に力が入るように、つま先の指が若干曲がるサイズが良い、とのことでした。

なお、クライミングシューズは履き込むと形が変わって少し緩くなりますので、初めは若干きつめのサイズ感になると思います。

普段の靴のサイズが26.5の私の場合、La SportivaのAragonの40.5がジャストサイズでした。その後、同じブランドのKubo、現在、Skwamaというモデルを愛用していますが、それも40.5を選んでいます。同じブランドであれば、サイズ感はモデルが変わってもそれほど変わらないので安心です。

余談ですが、Evolvというアメリカのシューズメーカーがあるのですが、その場合は極端にサイズ感が違うので注意が必要です。Evolvのシューズをアメリカで購入しましたが、店員さんが「バカげてると言うかもしれないけど、Sportivaで40.5だったら、Evolvだったら44だよ、試してみて」って言われたが、確かにその通りでした。

ただ、これはあくまで私の足の場合です。クライミングシューズは、同じサイズ表記でも、ブランドやモデルによって履き心地がかなり違います。足の幅、甲の高さ、指の形でも変わります。なので、最初の一足は、できれば実際に試し履きをして、店員さんに見てもらいながら選ぶのが安心だと思います。

痛すぎるシューズは続かない

クライミングシューズは、普通の靴よりかなりタイトです。最初に履いたときは、

Hiro: ヒロ

え、これで合ってるの?

と思いました。普段履いているスニーカーとは全然違います。つま先に余裕はないし、少し曲がる。立っているだけでも、普通の靴とは違う圧迫感があります。

ただ、店員さんに言われたのは、「痛くて登るのが嫌になるほどのサイズは選ばなくていい」ということでした。上手い人なら、もっと攻めたサイズを選ぶのかもしれません。小さいホールドに立つために、よりタイトなシューズを選ぶこともあるのだと思います。

でも、始めたばかりの自分には、そこまでの違いは分かりません。それよりも、シューズを履くたびに「痛いな」と思ってしまうと、ジムに行くのが少し面倒になります。「また履いて登ってもいいかな」と思えることの方が大事だと納得しました。

登ってみると

試しに登ってみると、びっくりするくらい登りやすかったです。レンタルのクライミングシューズは、レンタル用として開発されており、ラバーは、どうしても耐久性を重視することになり、グリップ感は弱め。ジムでラバーを触り比べてみると、全く違います。

一方で、初心者用でも、クライミングシューズとして売られているものはグリップが全然違います。つま先に力が入るし、ツルツルのホールドでも滑りにくいです(逆に、足の使い方の練習としてあえてレンタルシューズで練習するという人を見たことがあります)。

レンタルシューズから、自分のシューズになる。それだけで、少し気分が変わりました。もちろん、実力が急に上がるわけではありませんし、急に登れる課題が増えるわけでもありませんが、やる気は確実に上がります。

MatthewとMokaは、入門用にTarantulaを購入

ミシガンに引っ越して、妻のMatthewもクライミングを始めるようになりました。私が愛用していたLa sportiva Aragonはすでに売られていなかったので、選んだのは、エントリーモデルのLa sportivaのTarantula(women’s)でした。

娘のMokaの初めてのクライミングシューズは、スクールの先輩が履いていた「お下がり」でした。しばらくすると、本気で登るようになりましたので、しばらくTarantula Jrという子供用のモデルを3足、履き潰しました。子どもは成長するので、穴が空くタイミングで一回り大きなシューズを買う、という感じでした。

シューズの寿命ってどれくらい?

クライミングシューズの寿命は、使い方によりますが、週3で登るMokaの場合3~4か月、週2~3回登る私の場合は、6か月ほどでつま先が丸くなり、ラバーに穴が空いてしまいます。そうなったら、「リソール」といってラバーを貼り直すか、新しい靴を買う必要があります。我が家の場合は、車のタイヤ補修用のゴムを使って騙し騙し1年ほど使った後、別のモデルにステップアップしました。

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靴も少しずつステップアップしていく

初心者であれば、まずは入門用で、慣れてきたら新しい上位モデルに乗り換えるのがおすすめです。私がそうでしたが、しばらく入門用で慣れておくと、上位モデルの曲がりのキツさとその恩恵を感じられるからです。

私は、Aragonの次にKuboを2足履き潰し、アメリカで安売りセールで半額で売られていたEvolvのPSR 06に乗り換え、2026年現在はSkwama Veganというモデルに落ち着いています。Kuboと、Evolv製のV6というモデルは何度か自分で補修しています。その後、最終的に現在はどちらもリソール(靴底の補修)に出して、現在は外岩用、あるいは予備として活躍しています。

左から、La Sportiva製のKUBO、同じくSkwama Vegan、Evolv製のV6

最初の一足は「続けるための靴」でよかった

振り返ると、最初の一足にAragonを選んだのはよかったと思います。

攻めたシューズではありません。上級者向けの、強い傾斜で使うようなシューズでもありません。でも、最初の一足に必要だったのは、そこではありませんでした。

私たちに必要だったのは、痛すぎないこと。脱ぎ履きしやすいこと。価格が高すぎないこと。初心者でも扱いやすいこと。そして、またジムに行こうと思えること。新しい靴だと、モチベーションも上がります。

レンタルで十分なのか。初心者が買っていいのか。サイズはどれくらいきつくするのか。そうやって迷いながら買った一足は、私たちにとって「もう少し続けてみよう」という気持ちを形にしたものでした。

その後、登る回数が増えるにつれて、別のシューズも試すようになりました。でも、それはまた別の記事で書こうと思います。

※クライミングシューズのサイズ感や選び方は、足の形、ブランド、モデル、登り方によって大きく変わります。購入時は実際に試し履きし、ジムやショップのスタッフの説明を聞いたうえで、自分に合うものを選んでください。

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