クライミングシューズをしばらく使っていると、最初に傷みが気になってくるのは、つま先のラバーでした。少し丸くなるくらいなら、そのまま使っていました。でも、さらに使い続けていると、つま先のラバーが削れて、内側の布が見えてくることがあります。

Hiro: ヒロこのシューズ、つま先のゴムがなくなって下地が出ちゃってるね



でも、補修してくれるんでしょ?



うん。シューズは安いものではないからね。うちは、ここから一回直す
クライミングシューズのつま先が削れてきたとき、選択肢はすぐに買い替えることだけではありません。もちろん、新しいシューズを買うのも一つです。しっかり直したいなら、リソールに出す方法もあります。しかし、やはりコストを考えると、迷ってしまいますよね。
わが家では、内側の布が見え始めたシューズをHiroが補修し、Mokaもそのシューズでスクールに通っていました。
新品のように完璧なグリップとフィーリングが戻るわけではありません。しかし、練習用としては、もう少し使う選択肢にはなりました。特にすぐサイズアウトしてしまう、かつ練習量も多い娘のMokaは、補修したシューズで普通にスクールに行っていました。
この記事では、40代から家族でクライミングを始めたわが家が、つま先のラバーが削れてきたクライミングシューズを自分で補修していた体験について書きます。家族でクライミングをしていると、シューズ代もそれなりにかかります。
つま先が削れてきたシューズを、とりあえず自分でなんとか直せないかな?と考えている人の参考になれば幸いです。
クライミングシューズは、つま先から削れてくる
クライミングシューズを使っていて、最初に傷みが気になったのは、つま先でした。ホールドに足を置く。壁に足を当てる。少しこすりながら足を上げる。娘のMokaは、特に身長が低いので、必ずしも丁度良い足のホールドがあるとは限りません。そのときはスメアリングを多用することになります。
また、大人でももちろん、難しい課題をこなすときは、足を静かに置けません。気づかないうちに、つま先を壁にこすってしまいます。つま先が少しずつ丸くなります。そのまま使っていくと、ラバーがさらに削れて、内側の布が見え始めます。


このまま使うと、本当に穴が広がっていきそう。でも、シューズ全体としてはまだ履ける。わが家では、そこで買い替えずに、自分で補修してみることにしました。


最近は、我が家では大きな穴が開く前に自分で補修をかけています。以前は上の写真のように、結構大きな穴が空いてから補修していましたが、布地が残っている方が補修しやすいです。
補修の方法
補修材
なにか良い材料はないかと探してみて、見つけたのがこれ。
現在、アメリカにいるので以下のような黒いタイヤ補修用接着剤を使っています。


ゴム製品の傷や穴をふさぐための接着剤・充填材です。乾くとゴムっぽく固まる黒いやつです。車やトラック、バイク、トラクターなどのタイヤ補修用だそうです。まぁ、クライミングシューズ専用品ではありませんので、自己責任でお願いします。
汚れを落として補修材を盛る
はじめに、必ずシューズ表面の汚れをよく取ります。水で湿らせたタオルなんかがちょうどいいです。その後、補修材を盛っていきます。後で削るので、少し広範囲に盛っておくと良いでしょう。ヘラでそれっぽく形を整えます。


このまま、一晩乾燥させます。厚く塗ると中が固まらないので、穴が深い場合や大きい場合には、乾燥させた後に重ね塗りします。適当に壁にかけておきます。


一晩乾燥させて、ヤスリで整形する
一晩乾燥させたら、整形します。私は棒ヤスリを使って整えていきます。


表面のテカりがなくなるくらいまで整えれば、ひとまず完成。


登る
これで完了。下の写真の向かって左側が今回補修したもの、右側は少し前に補修して、何度かジムで登った後。徐々にホールドで擦れて、テカりも目立たなくなります。


特に、補修直後は少し滑りやすいので、少しずつ慣らしていきましょう。
とりあえず、買い替えを検討する前に補修してみる



正直、見た目はきれいじゃないけど、練習用で使うならいいんじゃない?



クライミングシューズが新品の状態に戻るわけではないけど、予備靴や練習用として使っているよ。



Mokaは練習量が多いから、何回か補修してなんとか持たせて、サイズアウトしたら新しくする、という感じだね。
もちろん、これでクライミングシューズが新品の状態に戻るわけではありませんし、本来のクライミングラバーと同じグリップになるわけでもありません。
しかし、家族でクライミングをしていると、全員分のシューズをすぐ買い替えるのはなかなか大変です。大人のシューズも傷みます。子どものシューズも傷みます。しかも子どもは、足のサイズも変わります。「つま先が削れて穴が空いてきたから、買い替えよう」と毎回やっていると、なかなか大変です。
補修したシューズでも、普通に登っていた
補修したシューズは、わが家では普通に使っていました。Mokaは、補修したシューズで問題なく登っていました。スクールでは、毎回きれいな新品のシューズが必要というわけではありません。登る量をこなすための練習用として考えると、補修したシューズでも十分役に立っていました。
もちろん、Mokaもだんだん上達してくると、つま先のグリップや、足置きの感覚にこだわるようになってきました。「この靴の方が乗れる」「これはちょっと滑る」そういうことを言うようになります。コンペや、ここぞ!という課題に、補修したシューズで挑むのは少し違うのかもしれません。その際は、リソールに出すことにしています。
まとめ:自分で補修すれば、練習用としてもう少し使える
クライミングシューズのつま先ラバーが削れて、内側の布が見えてきたとき、わが家では黒い合成ゴム系接着剤を使って自分で補修していました。もちろん、新品のように戻るわけではありません。クライミングラバー本来のグリップが戻るわけでもありませんし、小さいホールドへの乗りやすさもリソールとは違います。
それでも、練習用としてもう少し使うには十分役に立ちました。Mokaも、補修したシューズで普通にスクールに通っていました。家族でクライミングをしていると、全員分のシューズをすぐ買い替えるのはなかなか大変です。つま先が削れてきたシューズを、すぐに捨てるのではなく、一度自分で補修して、練習用にもう少し使うのもアリだと思います。




