家族で始めるトップロープクライミング:アメリカミシガン Planet Rock

わが家にとってクライミングといえば、ボルダリングでした。娘のMokaが日本でボルダリングを始め、それに引っ張られるように私も登るようになり、アメリカに来てからもミシガンのPlanet Rockに通うようになりました。

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Planet Rockには、ボルダリングエリアだけでなく、高いロープ壁がありました。見上げるような壁を登る人を見て、いつかは挑戦してみたいと思っていました。

Hiro: ヒロ

私は仕事の都合で行ったスペインで、オートビレイで数本登ったことがあるだけ。

Matthew: マシュ

Mokaは日本のスクールでトップロープを何度か経験してたけど、私は一度もやったことなかった。

どちらもビレイ(ロープを使ってクライマーの安全を確保する)経験はありませんでしたが、どうしてもロープクライミングにチャレンジしてみたくて、その一歩としてトップロープの講習を受けてみることにしました。

Hiroのスペインのジムでのオートビレイ体験記事はこちら

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この記事では、ミシガンのPlanet Rockでトップロープ講習を受け、家族でロープクライミングを始めた時のことを書いてみます。

はじめに:ロープクライミングは安全確認がとても大切です。この記事はPlanet Rockでトップロープ講習を受けた体験記です。実際に始める場合は、必ずジムの講習を受け、スタッフの指示とルールに従ってください。

目次

トップロープとは何か?

ロープクライミングの基礎になるのが、トップロープです。トップロープとは、あらかじめルートの頂上に設置されたロープを使って登るロープクライミングです。登る人はハーネスをつけ、下にはビレイヤーと呼ばれる人がいて、登る人に合わせてロープを操作します。

リードクライミングのように自分でロープをかけながら登るのではなく、まずはロープに守られた状態で、高い壁を登る感覚や、ビレイヤーとのやり取りを覚えていきます。

壁はボルダリングより高く、上に行くほど床が遠くなります。登り終わった後は、ロープに体重を預けてビレイヤーに降ろしてもらいます。

登るMokaとビレイするMatthew

わが家の場合、Mokaは日本のスクールで何度かトップロープを経験していましたが、親である私たちはビレイ未経験でしたので、初めて「登る側」だけでなく「支える側」も覚えることになりました。

講習の申し込み~受講完了までの流れ

申し込み

Planet Rockの場合は、オンラインで講習の申し込み予約ができます。私はAnn ArborのPlanet Rockで、Starter Packageという講習を申し込みました。初めての人がボルダリングとトップロープを始めることを想定して作られたクラスで、すべてレンタルで受講可能です。当時1人$45で、最後にビレイがちゃんとできるかのテストを終えて完了となります。

Hiro: ヒロ

私の方が英語に慣れていたので、まず私が1人で講習を受け、Matthewは後日、通訳として私を連れてMedison Heightsのジムで行われる講習に参加することにしました。

ちなみに、年齢は16歳以上が対象で、それ未満は保護者が常に監視し、保護者の責任でクライミングができますのでMokaは講習対象外でした。

受講と最終チェック

予約した時間に受付に行って、受付を済ませます。Waiver(損害賠償請求権を放棄する書類)にサインし、シューズ・ハーネス・チョークなどすべて借りることができます。ボルダリング含めて初めてで登った経験もない、という方は特に、壁やホールドで擦りむく場合に備えて長袖長ズボンが良いと思います。

初めはボルダリングから。安全な落ち方、周りに人がいないことをちゃんと確認することなどを丁寧に教えてくれます。続いて、トップロープの講習では、

  • ハーネス(ロープクライミングをするときに腰と太ももにつける安全用のベルト)の安全な装着方法
  • ロープの結び方(エイトノットの作り方と結び方)
  • ATC(ビレイする道具)の使い方

を習います。講師がバックアップしてくれている状況で、クライマーが落ちる練習をすると同時に、ビレイヤーがロープを止める練習を行い、最後に、ハーネス・エイトノット・ビレイの方法を一通りテストされ、合格をもらえればその日から登ることができます。

私たちは、YouTubeでエイトノットの結び方や、ATCでのビレイのやり方を予習してから臨みました。予習していく真面目さが、非常に日本人っぽいなと思いましたが、多くの受講者は完全初見で受講して受かります(よっぽどひどくない限り、できるようになるまでやるタイプの講習のようです)。

合格できたので早速、練習登攀してみた

初めは「ロープを信じる」「ビレイヤーに身体を預ける」という感覚がかなり怖かったのですが、数回登ると不思議なもので慣れてきます。

Hiro: ヒロ

パートナーを信用する必要があり、やっぱり最初は怖かった

ボルダリングでは、基本的には自分が登って、自分が落ちます。もちろん周りへの注意は必要ですが、登れなかった時にマットに落ちるのは自分です。でも、トップロープでは登る人がいて、ビレイする人がいて、相手が落ちた時、疲れてロープに体重を預けた時、降りる時に、自分の操作が関わってくる。それまでのクライミングではあまり感じたことのない責任感がありました。逆に、パートナーと登る感覚はロープクライミングでないと味わえません。

Matthew: マシュ

クライマーよりビレイヤーが軽いと色々大変なので、練習が必要です。初めのうちは、床から出ているアンカーボルトとハーネスで自分の体が浮かないようにしてました。また、講習ではビレイデバイスはATCを使いましたが、より安全なGrigriを使うのをおすすめします。

安全性を重視するならGrigri(写真左)がおすすめです。ジムによってはGrigriでないとNGなところや、Grigriを強く勧めるジムもあります。右の器具はATCと同じようなコンセプトのベルソという器具です。

夫婦はもちろん、何より娘が楽しみにしていたので、頑張って練習しました。

ビレイを覚えて、家族で登れる範囲が広がった

Mokaはトップロープクライミングができるのが本当に嬉しいらしく、ジムに行ったらまずボルダリングをし、その後にトップロープを楽しむという登り方になりました。

ボルダリングのように短いルートではないので、持久力や、うまく休むテクニックも必要になりますので、登り方の幅も広がります。また、失敗してもボルダリングより落ちる距離が短いので、1つのムーブを反復して何度も練習できます。慣れてくると怖くなくなるみたいで、ダイナミックなムーブにも挑戦するようになります。

Hiro: ヒロ

登れないルート、大人は10分くらいで諦めるもんだけど、彼女は長いと30分登り続けるんだよね…

Matthew: マシュ

子供は体力もそうなんだけど、登りたいっていう気持ちがすごいよ。

Hiro: ヒロ

ロープクライミングにチャレンジして良かった!

まとめ

Planet Rockでトップロープ講習を受けたことで、わが家のクライミングはボルダリング中心から、少しずつロープクライミングへ広がっていきました。

トップロープは、ロープクライミングの基礎になるものですが、最初は思っていた以上に緊張しました。高い壁を登る怖さもありましたし、ロープに身体を預けて降りる怖さもありました。ビレイを覚えたことで、クライミングが「個人で登るもの」から、「家族で登るもの」に変わっていきました。

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